2009年3月31日火曜日

専門ゼミ:Shall we パソコン? 本ゼミではデータ解析、デ-タマイニング(発掘)、経営分析のための各種分析理論をパーソナル・コンピュータを用いて理解しビジネスデ-タを分析できるようにすることを目的とする。具体的には、売れ筋商品・死に筋商品を発見するためのABC分析、花形・金の成る木・問題児・負け犬商品に分類するPPM分析、チェーン店の販売予測、出店計画をするための回帰分析、アンケ-ト分析等の分析法をパソコンを活用して分析能力を養っていく。したがって、ゼミ生は、表計算ソフトExcelとアドインデ-タ解析ソフトの利用の過程で、分析手法を深く理解し、ビジネスデータの加工・利用を通して現象を解明する力も習得できる。さらにゼミ活動の過程でExcelに関する資格の取得が可能。ゼミは常にパソコン教室で開催する。
●演習Ⅰ・Ⅱ春学期:パソコンに慣れ親しみ楽しむためにワ-プロ感覚で使えるホ-ムペ-ジ作成ソフトを使って画像、アニメ-ション入りHPを全員が開設できるよう指導する。そして、e-Shopping、インタ-ネットオ-クション、電子取引のためのインタ-ネット・ショッピング・モ-ル(仮想商店街)を立ち上げてメ-ル機能を利用したE-ビジネス、EDI(電子交換システム)を実体験させる。
秋学期:「MOUS一般」資格取得に集中。(合格者数25名)
●演習Ⅲ・Ⅳ春学期: 種々の経営分析手法をExcelによって記述させることにより、理論の習熟をはかる。
秋学期: 「MOUS上級」資格取得に集中。(合格者数12名)就職活動のエントリ-・シ-ト作成のための準備。
●演習Ⅴ・Ⅵ・卒業研究春・秋学期: Excelアドインデ-タ解析ソフトを活用することによるケース・スタディを通じて、理論を深く理解させる。そしてデータによって現象を解明できて、分析結果を評価できる素養を付ける。卒業研究:Excelデ-タ解析ソフト、または経営分析のExcelテンプレ-トシ-トの開発等。
追記【飯田ゼミで取得可能な資格内容について】○ 統計のスペシャリストを養成する文部科学省認定、総務省・厚生・労働省指定の通信講座《現代統計実務講座/統計的手法マスターコース》公務員に有利。○ マイクロソフト社が実施する唯一の世界標準一般ユーザー向けパソコン検定の資格であるMicrosoft Office User Specialist (Mous試験)

コンピュータ活用法:現代社会では,パソコンが使えてあたり前とみなされる時代です。知りたいことがあれば、ホームページの検索エンジンを使って調べます。電子メールは、業務、私事を問わず電話と並んで重要なコミュニケーションの道具になっています。文書を作成するときにはワープロ・ソフト(ワード)でみずから書類を作成しますし、自分で表計算ソフト(エクセル)を使いこなしてデータ分析などおこなう時代です。会議ではプレゼンテーション・ソフト(パワーポイント)で作成した資料があれば、自分の提案をより強く印象づけることもできます。家庭でもデジタルカメラで撮った写真を画像処理ソフトで編集したり、アルバム化したりします。わが国もコンピュータ網を使った商取引や株式売買などが,頻繁に使われています。パソコンが使えないというのでは、就職活動でも、企業人としても大変不利になります。本講義は、パソコンの操作に慣れていない人向けに、まず電子メール、ワープロ、表計算をはじめとした基本的な技能を身につけてもらうための講義です。
1回授業開始にあたって講義+実習・ 授業の進め方と成績評価について・ コンピュータ・ネットワークのエチケット(ネチケット)・ タイピング
2回導入と基本操作講義+実習・ センターのパソコン設備の紹介・ ID、パスワードの管理の重要性・ タイピング
3回OS:VISTAの基本操作講義+実習・ ソフトの起動・ ウィンドウ、ファイル、フォルダー操作・ タイピング
4回電子メール①講義+実習・ 大学メールの扱い方・ 色々なWEBメールとブリーフケースの取得・ 電子メールの送受信
5回電子メール②講義+実習・ 電子メールのマナー・ 署名・ アドレス帳の管理
6回ワープロ①講義+実習・ Wordによる文章の入力・ フォント・ 中央揃え、右寄せ、左寄せ、インデントなどの機能による編集
7回ワープロ②講義+実習・ コピ-(Ctrl+C)、ペイスト(Ctrl+V)・ ファイルのパスワード付き保存
8回ワープロ③講義+実習・ オブジェクトの挿入・ 段組み、脚注など編集操作・ ヘッダ、フッターなどの印刷設定9回表計算①講義+実習・ Excelによる表作成と編集・ グラフ作成と編集・ パスワード付き保存と印刷
10回表計算②講義+実習・ 数式の作成と基本的関数の扱い方・ オ-トフィル機能・ データの並び替えと抽出
11回インターネット活用法①講義+実習・ 情報の収集検索・ ディレクトリ型検索とロボット型検索の利用
12回インターネット活用法②講義+実習・ データ形式について・ データ形式の変換、加工、編集
13回ホームページ①講義+実習・ ホームページビルダーの機能・ ホームページの作成・ ファイル名の付け方と保存
14回ホームページ②講義+実習・ ページ、メールアドレスへのリンクの仕方・ 送信フォームの作り方
15回まとめとテスト課題+実習・ 全体のまとめと半期の内容の確認情報処理とコンピュータの関わり

【情報処理 】与えられた情報(入力)に対して、加工・計算・編集などの操作(処理)を行うことによって、有用な情報(出力)を得ることを情報処理と呼ぶ。数字と演算子を入力することで計算結果を表示する電卓や、Web上の大量の情報からキーワードに関連するページを抽出する検索エンジンなども情報処理の例である。なお、コンピュータ(電子計算機)とは、まさにこの情報処理を行うための機械であり、仕組みである。
【プログラム】コンピュータに対して仕事を行ってもらうために渡す指示のことをプログラムと呼ぶ。プログラムにおいては、コンピュータが理解できるように、曖昧さの無い明確な手順を与える必要がある。これをアルゴリズムと呼ぶ。また、仕事において扱う情報をどのようにしてコンピュータ上で表現するのかも大切である。これをデータ構造と呼ぶ。プログラムを作成するには、用いるアルゴリズムとデータ構造を明確にしなければならない。なお、プログラムは、プログラミング言語と呼ばれる特別な言語によって作成・記述される。プログラミング言語は複数あり、それぞれ特徴が異なる。
【ハードウェアとソフトウェア 】コンピュータを文字通り形作る電子回路や周辺装置・記録メディアなどのことをハードウェアと呼ぶ。それに対して、コンピュータに対する処理手順・命令(即ちプログラム)やデータのことをソフトウェアと呼ぶ。なお、ソフトウェアを広い意味で捉える場合、プログラムやデータだけでなく、コンピュータの利用手引き書や利用技術までも含むことがある。注意として、ソフトウェアは基本的に形を持たないものであり、ソフトウェアが記録されているメディア(CD-ROMなど)はあくまでハードウェアである。
例題
コンピュータプログラムに関する記述のうち、最も適切なものを選べ。
1. 現代のコンピュータは人間のやろうとしていることを推測して自発的に処理を行うので、もう人間がプログラムを作る必要がない
2. プログラムは、機械にしか解読することのできない高級言語と呼ばれる特殊な言語によって作成される。
3. プログラムとは、コンピュータ上の電子回路を制御するためのものである。
4. プログラムには、明確な処理手順と、処理に用いる情報の正確な構造を記述しなくてはならない。
答え:

次のうち、ソフトウェアに属するものはどれか、最も適するものを選べ。
1. 電子回路
2. 音楽CD
3. プログラム
4. 液晶ディスプレイ装置
答え:

Excel検定:Excel は表計算アプリケーションですが、単に計算を行うだけではありません。豊富な編集機能を利用して視覚効果の高いわかりやすい表を作成したり、表のデータを基にビジネス用のさまざまな種類のグラフを作成したりできます。また、住所録や売上台帳のような大量のデータを集計したり、いろいろな角度からデータを分析したりするデータベースの機能も用意されています。Excel は、"表計算"、"グラフ作成"、"データベース" という 3 つの機能を兼ね備えたアプリケーションソフトです。この講義では、Excel の基礎からしっかり学びたい学生を対象に、Excel の起動方法やデータの入力、よく使われる編集機能などを紹介します。この授業を修了すると、基本的な表やグラフを作成する機能を習得でき、資格MCAS検定が取得できます。Excelを使いこなせないと、ビジネスマンとしてやっていけないかも・・・・・

ビジネスデータ分析:急速かつ高度に発展したコンピュータネットワーク環境の社会では、膨大な電子化されたデータの蓄積とその分析が大きな課題となっている。わたしの授業では、基礎理論を深めるためよりも、実践的なデータ分析能力の育成に重きを置いて授業を進める。つまり、自発的な問題設定から問題と関連する資料・データの迅速な収集方法、データの的確な分析手法を身に付けることを目的し、特に売上データから商品の現状と将来性を見極める力を養成する。本講座では、コンビニなどにおける売れ筋商品・死に筋商品を見分けるABC分析、商品を花形・金のなる木・問題児・負け犬に分類し市場の勢い・商品の強さを見る商品ポートフォリオ(PPM)分析、2年間の販売実績から次年度の売上高の傾向を予測するZチャート分析、過去の販売目標・販売実績から、将来の販売高を予測したり、販売目標を管理するための回帰分析などのアイデァを学ぶ。授業計画1.データ分析の役割2.基本統計量とは3.ABC分析とは4.ABC分析の手順5.ExcelでABC分析をしてみよう6.PPM分析とは7.PPM図の作成方法8.ExcelでPPM分析をしてみよう9.Zチャート分析とは10. ExcelでZチャート分析をしてみよう11. 相関・回帰分析、時系列分析とは12. 売上目標管理分析とは13. Excelで売上目標管理分析をしてみよう14. その他の分析手法の紹介15. 授業内テストビジネスデータ分析 :データマイニング急速かつ高度に発展したコンピュータネットワーク環境の社会では、膨大な電子化されたデータの蓄積とその分析が大きな課題となっている。わたしの授業では、基礎理論を深めるよりも、実践的なデータ分析能力の育成に重きを置いて授業を進める。つまり、自発的な問題設定から問題と関連する資料・データの迅速な収集方法、データの的確な分析手法、分析結果の効果的な情報の表現・発信能力、意思決定能力を身に付けることを目的とする。データマイニングとは、データベースなどに蓄積した大量データの中から有益な知識をマイニング(採掘)するためのプロセス・手法のことである。本講座では、商品の「使いやすさ」と「デザイン」の良し悪しと再購入の関連を分析する独立性の検定、コンビニの従業員の態度の良し悪し、品揃え等と、コンビニの総合評価の関係を分析し、コンビニの総合評価に大きく寄与する条件は何かを分析する相関・回帰分析、どのような属性の人が来店率が高いかを分析する数量化Ⅱ類などを表計算ソフトExcel、統合型統計解析ソフトSPSSその他ソフトを活用した演習を通じて講義を進める。授業計画1.アンケート調査におけるデータの種類について2.基本統計量を求めてみよう3.ピボットテーブルでクロス集計をしてみよう(1)4.ピボットテーブルでクロス集計をしてみよう(2)5.比率・平均の差を調べよう6.質問間の関連、強さ、有無を調べてみよう(1)7.質問間の関連、強さ、有無を調べてみよう(2)8.顧客満足度調査で大切なサービスを探してみよう(1)9.顧客満足度調査で大切なサービスを探してみよう(2)10. 顧客満足度調査で改善すべきサービスを探してみよう(1)11. 顧客満足度調査で改善すべきサービスを探してみよう(2)12. 顧客満足度調査で総合的にみてどのお店の評価が高いか調べてみよう13. 人・者をグルーピングしてみよう14. どのような属性の人が来店率が高いかを調べてみよう15. 最後にデータマイニングの可能性について

数学:科目概要:副題 「経営数学入門」本講では、経営分析、情報処理の勉強に役立つ数学の手法と就職試験に出題される数学の基礎について述べる。学習内容としては、
①見積書、売上表、経営指標等の作成の中での四則演算+,-,×,÷の使い方。 
②インターネットの検索エンジンを利用するときに必要な集合・論理の知識、そして論理的な文章書く上で必要となる基本的な妥当な論理形式 
③1、2次関数・不等式・方程式、連立方程式の解法 
④限られた経営資源を有効に使い利益を最大化、コストを最小化する方法 
⑤在庫費用、品切れによる損失を最小化する商品の発注計画、等を予定している。ただし、受講者の理解度を考慮し内容を変更する。(複雑な数式を多用しての解説は極力避けるので、履修に当たって+、-、×、÷と関数程度の数学的予備知識があれば十分である。)
授業計画1.四則演算(1)2.四則演算(2)3.集合と論理(1)4.集合と論理(2)5.集合と論理(3)6.関数と不等式と方程式(1)7.関数と不等式と方程式(2)8.関数と不等式と方程式(3)9.線形計画法(1)10.線形計画法(2)11.線形計画法(3)12.在庫管理(1)13.在庫管理(2)14.まとめ15.確認テスト
到達目標:科学的な経営実務に必要な基本的な数学的手法と就職試験に出題される数学的知識の定着成績評価法:
出席点:5点×出席回数(最高点75点)とテスト(25点満点)の合計(ただし、テスト0点は不合格とする)テキスト:講義資料は飯田のHPからダウンロードするので購入する必要なし参考図書:高等学校の教科書受講生への要望(他科目への関連):月末に授業で作成した計算ファイル、配布資料等のチェックをするので休まないように!!! 必ず、クリアーブック(必携)に整理し提出すること!!!! 2年の春学期に開講される「ビジネスデータ分析」の受講を予定している学生は受講するように!!

統計実務:科目概要:現代のような情報社会では、世の中の色々な事象を数量的に捉える必要が益々増大してきた。 あなたの身の回りを見渡しても、統計の要素が含まれないものはほとんどないといっても過言ではない。 一般事務系、営業販売系、企画調査系、情報処理系、生産管理系などあらゆる分野で統計の知識や技術は広く、かつ、専門的になっている。 そこで、本講では、企業や官公庁で多く採用されている『現代統計実務講座』(文部科学省認定、総務庁長官指定通信講座)のカリキュラムにしたがって勉強をする。「統計官」、「統計主事」、「品質管理推進責任者」の資格も取得できます。 統計処理にはExcel、NET上の統計電卓を利用するので数学の予備知識は特に必要ない。
授業計画 1.統計とは何か2.集団構造の記述3.母集団と標本4.推定(1)5.推定(2)6.検定(1)7.検定(2)8.相関9.回帰(1)10.回帰(2)11.標本調査法(1)12.標本調査法(2)13.品質管理(1)14.品質管理(2)15. 確認テスト到達目標:「統計官」、「統計主事」、「品質管理推進責任者」の資格の取得成績評価:出席点:5点×出席回数(最高点75点)とテスト(25点満点)の合計(ただし、テスト0点は不合格とする)教科書:特に指定しない参考書:文部科学省認定『現代統計実務講座』(財団法人 実務教育研究所発行)他科目との関連:統計学、ビジネスデータ分析その他:月末に授業で作成したExcelファイル、配布資料等のチェックをするので休まないように!!!!! 必ず、クリアーブック(必携)に整理して提出すること!!!!!

経営情報システム :1.授業の目的]・・・副題:体験的経営情報システム構築論近年、情報技術(IT)の高度化とともに、情報システムはネットワーク化とあいまって広く社会に浸透して、企業の要請にふさわしい情報システムを構築することが益々重要性を増している。情報システムを構築するには対象とする業務領域とそれを取り巻く環境をシステムとして把握し、分析する能力が必要不可欠である。本講では、実際にWeb(インターネット)上にバーチャルカンパニー(仮想会社)を起こし発注システム、顧客情報の収集分析システムなどを体験しながら、経営情報システムを構築・運用をするための基礎知識と、経営情報の基礎的技法と活用方法について、学習をする。
[2.授業計画]<1週> バーチャルカンパニー設立<2週> e-ビジネス<3週> 経営戦略と組織、経営情報システムの歴史<4週> 販売・流通情報システム<5週> 企業間システム<6週> エンジニアリングシステム (以上が中間テストの範囲予定)<7週> 経営情報で扱う基本的分析手法の紹介……・ポートフォリオ分析<8週> ……・商品貢献度分析<9週> ……・ABC分析<10週> ……・在庫管理<11週> ……・需要予測エクセルを使用ホームページ作成ソフトを使用<12週>情報システム関連法規、セキュリティー、標準化 (以上が期末テストの範囲予定)
[3.授業方法]授業はパソコン教室で実施する。インターネット・エクスプローラ、ホームページ作成ソフトとExcelを活用。授業内で作成した処理結果をファイルして提出。(受講者の興味、理解によって授業計画を変更する場合もある。)
[4.教科書]特に指定しない。[5.参考文献等]Excel、ホームページ作成ソフトの解説書。講義録、教授資料は飯田HPからダウンロードする。
[6.評価方法]出席に対する評価 …60%試験に対する評価(パソコン使用可)…40%コンピュータに関する資格取得者成績優遇。合格証書を持って申し出ること。